京都 西陣 静家
真夏の京都は初めてだった。
梅雨が明けたばかりの京都なのに、雨模様の蒸し暑い日。
黄昏が始まったばかりの外から、仄暗い古い家の中へ。
西陣の生糸問屋の商家であった築130年の町屋。すがすがしく、涼しく、凜としている。
もともと京都の町屋は、高低差で風を通して夏に涼しい工夫がされてはいるが、
冷房が入った坪庭のある小部屋は、ことのほか居心地がよい。
一昨年、あのお店で生湯葉を頂いてから、すっかり湯葉好きに。
名古屋では、おいしい湯葉はなかなか買えないけれど、京都は専門店が多くある。
ここは美山で湯葉をつくっていて、京都市内に展開しているお店のうちのひとつ。
念願の湯葉尽くしの懐石料理。
個室だったのをいいことに、傍若無人に写真を撮り続ける。
京料理は目で食べるというけれど、器もお料理も本当に美しい。
濃厚な豆乳。そして、とろとろの湯葉。
塗らした懐紙に、青葉がはさんであり、
それをとると、湯葉になる前の豆乳と、かぼちゃの冷たいスープが。
湯葉のおつくり。豆乳豆腐。
湯葉の押し寿司など。
湯葉の陶板焼き。バターで焼く時の香りがとてもいい。これが一番しっかりした湯葉。
湯葉の種類も、とろとろ、ふわふわ、つるつる、と、いろんな食感が楽しめる。
ふだんは、乾燥湯葉か、くみ上げ湯葉しか食べられないので、新鮮。
美山鼓。百合根や銀杏などが湯葉で包んである。
デザートは豆乳プリン。さっぱりしていて、ぷるぷる。
女将さんがとても優しくて、中途半端な早い時間に入ってしまったのに、丁寧に接客して頂いた。
写真を撮る私に、家の中も見せてくださる。
テーブルに白い芙蓉とキャンドル。
板長さん自ら、料理を運んでいただくこともあり、その説明もしていただいた。
ますます湯葉好きに。翌日さっそく、名古屋の「くすむら」の湯葉を二つも買ってしまった。
そのおいしい湯葉の続きは、また。
■京ゆば 静家 西陣店
by abbey-t
| 2009-08-24 22:33
| カフェとごはん
忘れないことを忘れない。
by abbey-t
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